【アーカイブ配信中】ウェビナー「アーティストに聞く、個展の作り方」中谷ミチコ×北川フラム<クリエイター・アワード2022>

配信概要

本イベントは終了しました。
アーカイブはこちらから視聴可能です。(Pen Membership限定)

先日、「Pen クリエイター・アワード2022」を発表しました。今年は、編集部の選考による受賞者6組と、各分野のプロフェッショナルが推薦する「特別賞」10組、計16組のクリエイターを選出。Pen Meetでは「特別賞」の受賞者と推薦人をゲストを招き、ウェビナーを開催します。

その第1回として12月14日(水)に開催するのは、アーティストの中谷ミチコさん(受賞者)と、数々の芸術祭で総合ディレクターを務める北川フラムさん(推薦人)の対談。司会・進行はライターの青野尚子さんが務めます。

今回のウェビナーは、11月30日(水)から開催されている中谷ミチコさんの個展「デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」の会場である、アートフロントギャラリーからの生配信となります。会場の外からも覗くことができる新作「デコボコの舟」をはじめ、立体作品を中心に展示される本展。ウェビナーでは「個展の作り方」と題して、そのコンセプトや見どころ、各作品の背景について伺います。

また、本展には「奥能登国際芸術祭」の出展作品「すくう、すくう、すくう」がギャラリーバージョンで展示されます。同作品を通してお二人に、芸術祭における作品制作についてもお聞きします。

※本イベントはPen Membership会員限定でご視聴可能です。会員登録(無料)はこちら

「デコボコの舟」Photo by Hayato Wakabayashi
「すくう、すくう、すくう」Photo by Hayato Wakabayashi

■「クリエイターアワード2022」北川フラムさんによる中谷ミチコさん推薦コメント
「中谷さんは通常なら作品にしない『雌型』を使って、普段見えない形を見せてくれます。見る角度によって人や犬の表情が変わるのも興味深い。建築的なセンスもあって空間の扱いがうまいんです。越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)で作品を依頼した時も、カーブのある壁にうまく収まるようつくってくれました。アーティストグッズもつくっていますが、リアリティのある面白い展開ができる。これからどんなふうに変わっていくのか楽しみです」─ 北川フラム

※本イベントはPen Membership会員限定でご視聴可能です。会員登録(無料)はこちら

イベントのお申し込みは、下部の配信要項をご覧ください。

■出演者プロフィール

中谷ミチコ
2010年VOCA展奨励賞受賞、2012年ドレスデン造形芸術大学Meisterschülerstudium修了。一般的なレリーフとは異なり凹凸が反転している立体作品を制作。イメージを粘土で成形し、石膏で型をとる。原型の粘土を取り出し、空の雌型に透明樹脂を流し込む。物体の「不在性」と「実在性」を問い続けている。2014年より祖父が住んでいた三重県の空家に引っ越し、工場を改装した「私立大室美術館」で毎年敬老の日限定で作品を展示するプロジェクトを実施している。

北川フラム
1982年、株式会社アートフロントギャラリーを設立。アートによる地域づくりの実践として「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000~)、「瀬戸内国際芸術祭」(2010~)、「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」(2014、2021)、「北アルプス国際芸術祭」(2017、2021)、「奥能登国際芸術祭」(2017、2021)で総合ディレクターをつとめる。

青野尚子(モデレーター)
アート・建築関係のライター。共著に『新・美術空間散歩』(シヲバラタクと共著、日東書院本社)、『背徳の西洋美術史 名画に描かれた背徳と官能の秘密』(エムディーエヌコーポレーション)、『美術でめぐる 西洋史年表』(新星出版社、共に池上英洋と共著)など。その他『そこまでやるか 壮大なプロジェクト展』(21_21 DESIGN SIGHT、2017年)ディレクションなど。

< イベント一覧